2017年7月2日日曜日

『HSP』の話、その2。




前回の続きですが…
今にはじまったことではなく、これまでに、日誌内でも何度か文字にしてきた『HSP(Highly sensitive person)』。

もう一度ご説明すると、『HSP』とは英訳通り『高度に敏感な人』のことです。
程度の強弱はありますが、20パーセント(5人に1人)の割合で存在する、遺伝的に敏感な気質の持ち主で、病気などの疾患ではなく、また、スピリチュアルな用語でもありません。科学的に研究が進んでいる分野です。
私は「個性」のようなものだと理解しています。

さて、自分がHSPであるかどうかを知るには、23項目あるチェックリストを使います。


【HSP度チェックリスト】

・自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ。

・他人の気分に左右される。

・痛みにとても敏感である。

・忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる。

・カフェインに敏感に反応する。

・明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい。

・豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい。

・騒音に悩まされやすい。

・美術や音楽に深く心動かされる。

・とても良心的である。

・すぐにびっくりする(仰天する)。

・短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう。

・人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)。

・一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ。

・ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける。

・暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている。

・あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる。

・空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる。

・生活に変化があると混乱する。

・デリケートな香りや味、音、音楽などを好む。

・動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している。

・仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる。

・子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた。



(エレイン・N・アーロン著『ささいなことにもすぐに『動揺』してしまうあなたへ』より)


23項目中12項目以上当てはまればHSP気質、多ければ多いほどHSP度が高いのだそうです。
私は、21項目当てはまりました…。

幼い頃からずっと、心の奥に抱えてきた生きづらさ。心療内科に長く通院し、薬を飲んでも改善しなかった心の不調。
その原因の大きな部分が、こんなところにあったのかと、HSPのことを知った時には、目からウロコが落ちました。

冒頭でお話した通り、HSPは病気ではなく、生まれながらの気質なので、治療することはできません。ですから、自分がHSPだとわかったら、それなりの対処をしながら生きていかなくてはならないのです。
一番大切なポイントは、不要な刺激(ストレス)を避けることなのですが、もし刺激を受けてしまったら、適切な方法で解消する必要があります。
その方法は人によって様々ですが、共通しているのは、とにかくたっぷりと休息を取るということのようです。

・・・

なぜ、普通の人ができることが、自分にはできないのだろう。
どうして、ちょっとしたことで、すぐに疲れてしまうのだろう。
自分はおかしいんじゃないか、欠陥だらけなんじゃないか…
そんな風に、自己嫌悪して責め続けてきた自分のことを、HSPを知ることで、少しだけ許すことができました。

とは言え…
自分がHSPだとわかって、対処の仕方を学んだとしても、それを実行できるかどうかは…正直わかりません。
現に、私自身も様々な場面で、刺激を避けたり疲れを解消することに努めたりしましたが…残念ながら、心身がすっかり良くなった、ということはありませんでしたし…。
でも、無駄ではないのです。知らないよりも、ずっとずっとラクになれるとは思います。
私が厄介なだけで(!?)、人によっては、知っただけで、生き方が大きく変わることもあるのではないでしょうか。

ちなみに私の友人で、HSPだけれど、そのことを幼い頃から体験上わかっていて、上手く対処してきた、という例もあります。

HSP…心当たりのある方、いませんか?
5人に1人ですから、決して特殊なことではないと思うのです。




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