2017年6月15日木曜日

摂食障害・依存症・痩せ願望…私の戦いの話、その2。




続きです。

心身のストレスが頂点に達し、頭がオーバーヒートすると、強制的にブレーカーを落とすために、尋常じゃない量をひたすら食べます。血糖値が急激に上がり、胃に血液が集中して頭がぼんやりしてくると、寝入り端のように心地よくなってきて…
そして、そのまま眠りにつく。

食べたくなるのは、決まって糖質。炭水化物や甘いもの。
だって、使いすぎて疲れた脳に、糖を送り込みたいのですから、当然です。

医学的な知識に基づいているわけではなく、私の体感ですが…クスリやアルコールに走るのと、ほぼ変わらないと思います。

摂食障害は、親子(特に母と娘)の関わりが原因と言われています(複雑な話なので、今回はさらっと流します)。私もはじめはそうでした。だから、母も交えて、たくさんの時間をかけて、関係を修復しました。私にとっては、近くに住んだのが幸いなことで、とにかく顔を合わせ、長い長い間、対話を積み重ねてきました。
母もちゃんと向き合ってくれたということも、治療への大きな足がかりだった思います。

そして、母娘関係は良好になり、つまりは摂食障害は克服できたはず…なのに、相変わらず繰り返す過食行動。
当時の主治医は、やっぱりまだ母娘のわだかまりが…と言っていましたが、いや、そうじゃないと、自分ではわかっていました。

では、なぜ、過食しちゃうんだろう…
自分の行動や考えを分析していくうちに、原因はとてもシンプルなんじゃないかと思うようになりました。
単に、ストレスのはけ口として食べているだけの「依存症」。
わかりやすく言うなら、「やけ食い」の『摂食障害引きずり型・スーパーデラックスバージョン』なわけです。

あぁ、なるほど!…じゃあ、もはや親子関係の修復による「摂食障害の治療」ではなく、「依存症の治療」という領域に入ったのではないか!?と。
そうすると、全ての行動に合点がいく。
そして、自分なりに考えたのが、先に書いた『食物依存症』のメカニズムだったわけです。

・・・

それでは…えぇと、
「依存症」の治療って、どうやるんだろう…
もはや、話を聞いてくれそうもない主治医に頼れず、自力で情報収集をする日々。
ストレス過多が原因とはわかっていても、どうしたらストレスを減らせるのかな?
そもそも、私にとってのストレスって何?
…ずっと「他人軸」な人生を送り、自分のことをわかっていないということが、ここでも裏目に出てしまい、原因と対策の仮説は立てられたけれど、実際にはどう行動して良いのかわからない…そんな状態が、長い間続いていました。

そして、もがく最中に訪れたのが、この度の騒動だったわけです。

思考をこねくり回していた私に、神様が「えぇい!もどかしい!!」と、転変地異を起こしてくださったような感じ…。
こういう運命だったとしか思えません。星回りだったんだと。

あれよあれよと事態は動き、olioliをやめ、殻に引きこもって、本来の自分らしさを取り戻すうちに…
あんなに、あんなにどうしようもなかった、異常な食事行動が全く起こらなくなったのです。

きっと、今のこの生き方こそが、私にとってストレスがなく、食べ物に依存しなくても良い状態なんだという、紛れもない事実なのだと思います。

今までとは全く違う生き方です。自分の抱いて来た理想とはかけ離れた生き方…でも、健やかに生きるには、これしかなかったんだ…。
少しガッカリしているような、でも今は、予想外の健やかさに、涙が出る思いです。
この驚きと喜びは、共感しあえるものではないとわかっています。きっと、私だけのものだと。

・・・

今は、普通の食事の時間以外に、コントロールできない食欲に襲われることはなくなっています。
それよりも…家の中を整えること、人の目を意識しないで好きに生活できることのほうが楽しくて、食事がおざなりになるくらいです。
あんなに痩せ願望に取り憑かれていた時は、ちっとも痩せずに過食ばかりを繰り返していたのに…自分をありのまま受け入れるという、ある意味諦めの境地に入ったら、どんどん痩せていく…皮肉なものです。
人の目を気にして、万年ダイエッターとして過ごしてきた30年…やっと、卒業できるのかな、自分らしさを、体型も含めて受け入れられるようになったのかな…そのことも、ほんとうに嬉しい。

・・・

ちなみに…
読んでくださっている方の多くが、疑問に思うかもしれませんが、過食暴食をしているのに、そこまで太らないのはなぜ?と…
はい、お答えしましょう!…嘔吐はしていなかったのですが、下剤と絶食で、なんとか体型を維持してきました(過去には下剤乱用による低カリウム血症になったことも)。
ほんとうに、涙ぐましい努力でした。
あぁ、その努力とも、もうお別れなんだ。

お別れであって欲しい。
…そうは言っても、また元に戻るんじゃないかと、どこかで怯えている私がいたりもします…
でも大丈夫!もう、後戻りするつもりはさらさらないし、父と母と夫と…最高の医療チームに助けてもらっているのだから。

・・・

ふぅ…出し切りました。
読んでくださって、ほんとうにほんとうにありがとうございました。

最後に…
特に女の子を持つ、お母さんへ。
子どもに、いっぱい我慢をさせていませんか?子どものありのままの感情を、ありのままの気質を、受け入れていますか?
…摂食障害は、誰にでも起こりうる、でも、避けることもできる精神疾患だと思っています。

私も、娘には自分のようになって欲しくないという一心で子育てをしています。
幸い夫に似て、明るくてポジティブ、子どもらしさを謳歌している娘。
お勉強はイマイチだし、優等生とは程遠く、「まったく、もう!」と思うこともあるけれど、無邪気な姿に、心底ほっとしている毎日です。

私の体験とは別に、摂食障害ことは、またの機会に。
深い深いお話ですから。




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