2017年6月6日火曜日

離脱完了・ドクハラ・父の姿に涙…の三本でお送りしまーす!






抗うつ剤をやめてから二週間。
二週間経てば、離脱症状がやわらいで体がラクになるはず…と期待していましたが、ほんとうにその通り。今はほとんど症状がなくなりました。
夕方疲れてくると頭痛がするくらいです。

まだまだ、積極的に外出しようという気にはなれませんが、家の中では休むのも忘れて動いています。
多くが、掃除や小さな模様替え。鳥の巣作りのように、せっせと住まいを整えています。それが、何よりも楽しくて!

でも、動き回りすぎて、夫に心配されています。限度がわからなくなってしまうのです…。
これまでの人生を「他人軸」で生きてきたせいなのか…自分が何をしたら心から幸せなのかがわからない…あぁ、私って、多くの人が普通に生活している感覚がわからないんだわーと、驚き、苦笑いしています。

だから今は、『カメイチサコの取り扱い説明書〜2017最新版〜』を書いているところです。
例えば、「目を使わずに耳を使うべし」とか、「好きなモノから食べるべし」とか(この場合、食事に関してではなくて、行動全般への心得です)。
「指先に集中すべし」なんていうのもあります。

頭の中には、生き方や『人間学』への様々な考え、生活のアイディアなどが次々と湧きます。沸騰するやかんのようです。
それを書き留めなくちゃと躍起になったりもしましたが…いやいや、それも玉石混交、良いモノは、数日経っても頭に浮かんでくるはずと、大らかに構えて、スマホに向かって文字を打つよりも、外の緑を眺めるように努めています。
このことも『取り扱い説明書』に書きました。

・・・

この二週間、新しい人生を迎えた目まぐるしさの中で、さらに、私に大きな衝撃を与えたことがあります。
「そのこと」を教えてくれたのは、40年以上に渡り医学に携わってきた、私の父です。

・・・

「ちさ子、それはドクハラだぞ!!」。
あの日の心療内科でのやり取りを知った父の言葉。
えっ、ドクハラ?
まさか、自分がドクハラ…ドクターハラスメントを受けた自覚がなかったので、驚きました。
治療が上手くいかなかったのは、自分のせいだと思っていたからです。

父は、同業とは言え、医療の「守秘義務」のために聞くことができずにいた、これまでの私の診察の様子を問いました。
お薬手帳を見て、どんな薬を処方されたのか、10年に渡る記録を、時間をかけてひとつひとつ洗ってくれて…

そして数日後。父から聞いたのは、私の担当医の誠意のない対応…根本に向き合わず、薬を使って躁鬱をコントロールし、「泳がせて」きた、いい加減な診察の実態なのでした。

一過性の、急激で強いストレスによる精神疾患では、薬は大きな効力を持ちますが、私のように生まれ持った「気質」や育った環境に起因する精神疾患は、カウンセリングに時間を割かなくてはならないはずなのです。それなのに…。

思い返せば、私はいつも先生に気をつかっていました。先生と出会って10年以上…それなのに治らない、いつも同じことの繰り返し。私って、めんどくさい患者なんだろうな…せめて、診療の手間を取らせないように、当たり障りなく、話は手短に、とりあえず薬をもらってやり過ごそう…ここ数年は、そんな風に思っていました。

ではなぜ、そんなにしてまで、しかも山梨まではるばる通っていたかというと、他でもない、父の医学部時代の後輩(学科は違いますが)で、私たち家族をよく知っていたからです。
心療内科において、患者のバックグラウンドを知っているというのは、治療への大きな足がかりとなる…それがあってこそ、通うようのなったのですが…。

先ほど言ったように「守秘義務」が立ちはだかり、また、現役時代は教授職に忙殺されて、知るに知れなかった娘の病状。
私はと言えば、心配をかけたくないがために(と言うか、olioliをやめろと言われたくないがために)、深く考えず、伝えずに通い続け…
ついに、とうとう、「ドクハラ」という爆発によってあらゆる壁が砕け散り、これまでのことが明るみになったのです。

父は、信頼して任せていたはずの後輩の、あまりに医師の理想とかけ離れた実態に、とてもとても失望していました。私も、まさか、あの先生に限って…と、信じられない思いでした。

精神疾患患者に気を使わせていること自体、その治療が崩壊しているまぎれもない事実なのに…もし、自らの手に負えなければ、他の医師に委ねる選択も取るべきですし、患者にとってどんな治療が必要かを知るために割く「時間」そのものが少なすぎる…

そんな事実を知るにつれ、現代医学、特に、効率と利益優先の開業医の、嘆かわしい実態にまで話が及び…なんて悲惨な世の中なんだろうと、驚き、恐ろしくなるばかり。

・・・

でも、そんな中でも、父の志の高さと、本物の「治療」とは、薬に頼るばかりではなく、本人の免疫力・生命力を引き出すことにあるという理念を持った姿に、ほんとうにほんとうに、身震いするほど感動しました。
手を握って、患者と目線の高さを合わせて、じっくりと話をする…それだって、治療のひとつ。大丈夫、治りますよ!頑張りましょう!という医師からのエールが、どれほど患者を奮い立たせることか、父はちゃんと知っている。

この人の娘で良かったなぁ…目頭がじんじんと熱くなったのでした。

「大丈夫だ、お父さんがついてるから」
まるで、主治医=父、カウンセラー=母、作業療法士=夫…
あぁ、私は今、最高で最善の治療を受けているんだと、この幸運を噛み締めています。

これで、良くならないはずがない!
現に、15年以上続いてきた「異常な」食習慣が、みるみる改善しつつあるのですから。




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